ドイツ国際平和村からのニュース |
2024年11月6日(水) アフガニスタン・カブール
現在ドイツでは、アフガニスタンへの帰国便に乗るため、子どもたちが準備しています。その帰国便は、明日カブールに到着します。そして、その飛行機にドイツでの治療を必要としている子どもたちが乗り込みます。治療を必要としている子どもたちはまだまだたくさんいますが、ドイツ全体の医療業界を取り巻く環境の変化により、無償治療の件数は減ってきています。そのため、1年前から、アフガニスタンの私立病院と協力し、子どもたちの手術を現地で実施しています。
ドイツから現地入りしたシュタイネン-ペルシュケ医師とアフガニスタンの医師が協力して、本日、ある小さな女の子の手術を実施しました。この女の子は、左大腿部に重度の骨髄炎を抱えています。感染は大腿部の骨全体まで広がり、彼女の体力を奪っていました。彼女は7歳ですが、体重は15㎏しかありません。手術をしていなければ、死亡していたかもしれません。手術は複雑で時間がかかり、15㎝ほどの腐骨片を取り除きました。(後略)
2024年11月15日、タジキスタン現地パートナースタッフのザファーが急逝しました。長年、タジキスタンでの支援活動を共にしてきたドイツ国際平和村の大切な親友との別れがいまだに信じられません。
「善い人よりも、そうでない人になるほうが簡単」
世界は善い人の一人を失いました。ザファ―は、楽な道が必ずしもいい道とは限らないと確信していました。困難な状況下で自身の子育てをし、その中で彼自身の人生を生きていました。
ザファーは最期まで、ドイツ国際平和村の活動に尽力していました。彼を通して援助を受けた子どもたちは何百人にもなります。11月上旬に、ドイツ国際平和村ではアフガニスタンとその周辺国への援助飛行を行いました。ザファーは、その際にドイツで治療を必要としているタジキスタンの子どもをドイツへ届け、治療を終えた子どもを家族に引き渡したところでした。 |
活動報告
|
ドイツ国際平和村では、例年9月1日の「反戦の日」に際し、平和を願うチャリティ・ウォークが行われています。それにならい、当会も毎年、平和を願うとともに、平和村の子どもたちを支援するために、ウォークを行っています。今年は11月9日(土)第18回のチャリティ・ウォークを行いました。参加者は例年より少なめでした。
お天気にめぐまれ、14人で歩きました。平和村の紹介と、参加者同士の交流を和やかに行いました。 |
寄付送金について |
18回ドイツ平和村チャリティ・ウオークを終え、参加者・賛同者からお預かりした寄付金(102,000円)を、11月26日にドイツ国際平和村に送金いたしました。皆さまの想いに感謝します。 |
例会 |
12月15日(日) 18:00~
会場:会員宅 |