【第1回 講義】 2回の講座を通しての約束、「明るく、楽しく、元気よく」という講師の第一声で、講座が始まりました。 相手に伝える力を持つ良いコミュニケーションを果たすためには、“楽しい、分かりやすい、役に立つ”が大事で、プレゼンテーションを効果的に行う三要素は、「人柄」、「内容」、「伝えるスキル」です。他にも、ボディランゲージの大切さや、人が取り入れる情報の83%は目からであり、そのための視覚化の技法として、「見やすく、分かりやすく、カラー化する」ことが重要と話をされました。 実際に話をする時は、相手の目を見ることが大切で、聴衆へのアイコンタクトはジグザグに目を移していきます。参加者は、一つ一つ確認するように聴き入っていました。 (参加者:9名) 満足度 4.8 理解度 4.3 役立度 4.8 (各5点満点) <参加者の声> ・話は楽しく、短く、飽きさせずに聞いていただけることが大切だと理解。 ・自己流の話し方が、いかに間違いが多かったかがよく理解できました。 「内容」より「説明力」が重要だという事は頭では理解していましたが、実際にはうまく表現できなかったので、とても参考になりました。 ・内容はとてもわかりやすく、あっという間に終ってしまった。2回目が楽しみです。先生の熱気が伝わってきました。 【第2回 実践】 前回から一週間もたたずの2回目の開催。しかも受講者は、5日間で宿題を仕上げなければならず心配しましたが、全員の方が意気揚々とした面持ちで早めに会場に集まり、開始時間を5分早めたほどでした。前回のおさらいをしたあと、作成してきたプレゼンテーションを一人で練習、その後1対1の練習を2回、そして、本番のプレゼンテーションを各自3分内で行いました。他の人からの感想のコメントをもらい、さらに講師からの講評をいただきました。前回の講義をきちんと頭に入れて実践しようという心掛けが見て取れ、それぞれのコメントの多くに「ジェスチャーがあってよかった」「笑顔で良かった」「テンポが良かった」などがあげられました。 講師からは、「えー」「あのー」などの非単語がつい出てしまうので気を付けるように。手の位置、相手とのアイコンタクトをもう少し意識すると良い。制限時間内で納めることも大事であるなど、アドバイスをいただきました。 今回の講座で、プレゼンテーションを行う上での「い・ろ・は」は充分に伝わり、実践はよい経験になったのではないでしょうか。 (参加者:8名) 満足度 4.5 理解度 4.1 役立度 4.7 (各5点満点) <参加者の声> ・プレゼンテーションの難しさと楽しさ(?)の両方がわかったように思う。順序良く伝わりやすくシートを作成することが基本であることも学びました。 ・疲れました。しかし人の前で喋れる事は難しいが楽しかったです。これからもチャンスがあれば今回学んだことを少しでも実践できれば「いいな」と思います。 ・年に数回あるプレゼンはすべて画面を見ながら行ってきたので、今回講義を受けて、今後は大いに改めて行きたいと思います。
最初に、先生から「ワードの機能は暗記したらダメ、自分でどこにどういう機能があるか探す力をつけてくださいね。」というお話から始まりました。 最初にしておくべきページのレイアウトの方法から始まり、ワードアートの使い方、見せ方、テキストボックスの便利な使い方、図形や画像の取り込み方、案外知らない表の使い方など、盛りだくさんのテクニックに、受講者は楽しみながらも、時に四苦八苦しながら学んでいました。 これから、団体のイベント等を行う際のチラシづくりに大いに役立つことと思います。 満足度 4.5 理解度 3.6 役立度 4.6 (全て5点満点) 参加者6人 <参加者の声> ・とても良く理解できましたが、できればもう少し時間がほしかった。 ・今後も勉強して身に着けたい。どこで教わり、勉強したらよいか? ・早速復習して、今後の活動に有効活用していきます。 ・もう少し時間をかけてほしいです。2・3回に分けてほしい。
イベント会場などでの非常口の確認等、主催者として「もしも」のときに責任を持った行動を問われることがあるという話を皮切りに、「命を救う応急手当」のパンフレットに沿って救護者の発見から救急車到着までのなすべき応急救護について学びました。 救護者への「声掛け」「意識確認」「119番への通報」「AEDの手配」、そして「AEDの使用」と「胸骨圧迫」を、救護者の意識の回復または救急車の到着まで継続し行わなければならないと学びました。 AED使用と胸骨圧迫の体験では、正しいやり方と扱い方の注意点を一人一人に直接指導いただき、実際体験してみることの大切さを皆さん実感したようです。 実技をはさんだ講義では、講師の具体的かつユーモアを交えた説明に、参加者から積極的に質問が出され、明快で丁寧な回答に全員が納得し理解を深めることができました。 さらに食べ物を詰まらせた場合の救護から、外傷者の手当て時の二次災害を防ぐ必要性までお話いただき、救急救命士・児玉氏の講義はとても興味深く有意義なものでした。 参加者18人 <参加者の声> ・話が分かりやすく実践が出来てよかった ・パンフレットで説明されてないことが聞けた ・AEDにさわり、機械の指示に従えばできるとわかりスッキリした ・AED以外の知識も得られて楽しく勉強できた
最初に、「ぶ〜け」式自己紹介として、参加者全員が、名前・住まい・好きな夏の食べ物・好きな有名人・飼っているペットなどを順番に紹介すると、初対面でまだ10分も経っていないのに、会場の人たちが一つになったようで、お互い親近感がわいてきました。つづいて、メンバーの澤田さんが「ぶ〜け」の活動について、『当事者が自ら運営し、自らが活動をしながら仲間を支援し、連携を深め、様々な課題を克服していくことを趣旨に活動をしています。』と話しました。 そのあと、代表の松井さんが「ぶ〜け」の当事者ビジネスについて紹介しました。松井さんがピアサポートを知るきっかけとなったのは、カナダのピアサポートグループとの出会いでした。5年前、実際にカナダまで行き、二つの当事者ビジネスを見学し、是非、自分もやりたいと思い、帰国後、ピアサポートの活動と並行して当事者ビジネスを始めました。その背景には、当事者の一番の希望は「働くこと」である反面、当事者がなかなか仕事に就くことができない実情があると話されました。 質疑応答では、「当事者の会を長く続けていくには?」の質問に、「良い時ばかりではない、悪い時があって当たり前と受け入れること。」とアドバイスをしていました。 参加者 26人 <参加者の声>・支援者・当事者の区別をする時代ではなくなってきていると、今日改めてそう感じた。 ・他の当事者会を運営している人の話はとても参考になりました。 ・当事者による活動がとてもエネルギッシュで一体感があった。 ・自分の知らない事を客観的に見る事ができた。
自然環境アカデミーの事業の中の一つ「環境創造支援事業」に、絶滅危惧種の「カワラノギク」の保全活動(カワラノギク・プロジェクト)があります。この活動に参加する市民、研究者、行政との「協働」に焦点を当て、協働の意味、協働による効果をお話いただきました。 協働は、単体の主体(団体)ではやりきれないことを、複数の主体が特性を出し合い、同じ目的に向かって働くことです。しかし、それぞれの主体の立場、思い、常識、こだわりが異なるので、面倒なこと作業であることを覚悟して取り組むことが必要です。協働を進める時の原則は、@目的・目標の共有 A自主性と対等性の確保 B信頼関係の構築と相互理解 C役割、責任の明確化と共有 D透明性の確保と公開 の五つがあります。 このプロジェクトは、「カワラノギク保全・復元をめざす多摩川市民の会」、「福生市」、「京浜河川事務所」、「明治大学(研究者)」4者が関わっていますが、NPO法人自然環境アカデミーは、前述の市民の会の事務局を担っています。 カワラノギクは、春に芽生え1年半ほどで(10月〜11月)花をつけます。石がゴロゴロしているところが育成地ですが、人が治水や利水を進めてきた結果として、現在の河原はカワラノギクが生育しにくい河川環境になっています。治水、利水は当然優先されるので、その中で保全することは難しいのです。カワラノギクの生存特性を知り、また他の生物との連鎖を維持することも考えて行います。自然種として62株まで減少したものを2014年現在約5万株まで保全できました。これは、市民、研究者、行政 の協働があったからこそ実現したものです。 参加者 6人 <参加者の声>・カワラノギクの話だったので来てみた。 ・協働の話が聞けたことがよかった。 ・奥の深い内容にもかかわらず、参加者が少なく残念。