まず、「笑いヨガは笑いながらヨガのポーズをするのではなく、『笑いの体操』にお腹の底から息を吐き切り鼻から空気を吸い込む『ヨガの呼吸法』を組み合わせたものなんですよ。」と始まりました。 笑いヨガは、インドの内科医カタリアさんが「笑いで健康・喜び・世界平和」をミッションに掲げ、1995年に発足。日本では、2006年に現在のNPO法人ラフターヨガジャパンの代表者が紹介したのが始まりでした。宮田さんは、2011年に笑いヨガを知り、その年の暮には「笑輝」を立ち上げ、2013年に創設者カタリアさんに会いにインドまで行き、“ティ一チャ一”の資格を取得したそうです。 笑いヨガの効果は、笑うことで“脳の活性化”や“免疫力(NK・ナチュラルキラー細胞)のアップ”に繋がることや“人間関係の円滑化”まで期待できると説明がありました。笑うことでしわは増えないの?との質問に「怒った時の縦じわ、笑った時の横じわ、どっちが良いでしょう。」と投げ掛けました。顔の筋肉を動かすことによって、20以上の表情筋がマッサージされるそうです。 また、朝礼や会議の前に笑いヨガを取り入れている有名企業、人工透析をしながら笑いヨガをやっている病院、警察や刑務所でも取り入れている国があるなど紹介されました。 笑輝の活動に既に参加している方からは「人に誘われて始めましたが、なんだかとにかく笑っちゃうの。人から顔が変わったねと言われます。」というお話と、知的障害を持つお子さんと二人で参加をしているという方からは「この子は障害がありますが、笑いヨガを始めてとても変わりました。ずっと続けていきたいと思います。」とお話がありました。 最後のミニ体験では「恥ずかしいね。」と言いながらも楽しげに参加されている方の姿もあり、会場が元気な笑い声でいっぱいになりました。 参加者 45名 *参加者の声(アンケートから) ・活動に入る前にどのような内容だとか、講師の方の人柄などを知ることができ、とても参考になって良 かったと思いました。先生、明るく笑顔がステキでした! ・世界共通の「おこない」なのに今まであえてしなかったことが何か不思議でした。とても有難いことをおし えてくださいました。ありがとうございました。 ・イメージ以上、最高の内容でした。“ありがとう”感謝します。 ・笑いには本当の笑いと無理に笑っても脳には違いが無い → 知識として覚えておきたい。
<第1回> 「みんなを活かす!会議のススメ」 講師は講座のゴールを「メンバーが何を思い、何をしたいのかなど意見を引き出すための“具体的な手法”と“コツ”を実践しながら学びます。」と示し、ファシリテーションとは「仕切る」ことではなく「引き出す」ことであると押さえた上で話が進みました。また、市民活動団体は非営利組織であることを前提として考える必要があり、@金銭の報酬はないので、お金でつながっていない。Aメンバーの優先度は本業(仕事・学業)の状況で異なる。B興味がなくなれば辞める。といった人材の流動性が高いなどの特徴を挙げました。市民活動団体の会議は、忙しい人たちが“ワザワザ”集まるのですから、効果的に進めるために、会議の日程の念押し、アジェンダ(議題)の事前共有、会議での役割分担も必要であると話されました。 意見を引き出すポイントとして、@あえて雑談の時間を設け、心の距離を縮める。Aふせん、模造紙、ホワイトボードなど使って、意見を出しやすくする。B次回の参加の機運を高めるために“一人ひと褒め”“嬉しいことシール”を行う。などの工夫を聞きました。 実践ワークでは、会議のアジェンダ設計を行いました。アジェンダには所要時間とゴールを設ける、また決定事項の実施に向けて“TODO”(やること)の項目とその担当者を決めることなどで確実性を持たせます。後から確認、共有することができるように、議事録も大切であるということも教わりました。欠席のメンバーには、決定事項について“目線合わせ(説明)”を丁寧にします。また、団体の重鎮にはアジェンダの事前説明や相談、決定事項の説明、助言を求めることなどをすると、会議や“TODO”がスムーズに運ぶというコツも伝授されました。 講師は、実践ワークの区切りをみんなの拍手で切り替え、その場の雰囲気作りに良い効果をもたらしました。これも、会議で取り入れたい手法のひとつでした。 参加者11名 <第2回> 「みんなでつくる!年間計画のススメ」 年間計画を立てるにあたり、会員のモチベーションの上げ方、目的・団体目線での主体性の高め方、活動を盛り上げるためのやる気の引き出し方などを学びました。 まず団体とは、そこに関わる人たちのやる気や姿勢、掛けられる時間、スキルなど様々な人が、多様な関わり方をしているコミュニティととらえます。仕事ではないため拘束性もない中で、メンバーのモチベーションを高めていくためには、金銭に替わる報酬、例えば達成感や自己の成長、仲間、楽しみなど“非金銭的報酬”を会員間で確認し合うことが重要であること。また、目的や戦略などを考えるプロセスにはできるだけ多くのメンバーを巻き込むこと、団体のビジョンやミッションは時間をかけて共有することで、一人一人のオーナーシップ(主体性)を高めていくことができ、主体性の高いチームが作られていくと話されました。 後半は、年間計画の作成について実践ワークを行いました。年間計画は1回の会議で完成させるのではなく、1回目で、とにかくみんなでアイデアを出し合う作業をします。2回目のミーティングまでに、主要となるメンバーが1回目に出された情報を取捨選択し、2回目で協議すべき論点や項目を整理、年間計画のたたき台をつくっておきます。2回目では1回目を踏まえ、より深く協議し、年間計画を最終化する作業となります。この一連の作業の中で、メンバーは最初の計画段階から積極的に関わることができ、その後の活動への意欲も変わってくると話されました。 参加者6名 *参加者の声(アンケートから) ・議題はあってもゴールは考えたことがなかったので勉強になった。人に担当をふる、意見を求める ことが大切なのかと思った。 ・自分では思いつかないアイデアがきけて、みんなの意見をきいてとり入れてやった方がいいものが できると体験できた。 ・少しテクニカルな点に目がいきがちですが、知らない人達と出会い関心がもてる、興味があれば、 何か持ち帰るものが有ると思います。ありがとうございます。 ・大変参考になりました。
<第1回> 「NPO/市民活動の?(ハテナ)がわかる基礎講座」 まず、講師とNPOの出会い、民間企業とNPOの違い、企業経験がNPOの運営に役立つという話をされました。「認定特定非営利活動法人育て上げネット」の具体例を上げ、一つ目のキーワード、「Vision(ビジョン)」と「Mission(ミッション)」の言語化を説明されました。団体組織が大きくなると、言語化することで課題が見え、第三者へ提示がしやすくなり、活動が広がります。活動自体がブレないようにすることが大切です。 二つ目のキーワードは、『生態系創出(資源調達と政策提言)』。社会課題に根本的に働き掛ける上で、お金は社会を動かすための正当な資源となります。支援を依頼する場合、情緒的な訴えよりも組織として論理的・具体的に数字で示すことは、第三者に対して説得力があります。支援していただいたら、お礼と報告を数字による実績で行いましょう。その結果が社会を変える力になるという生態系(循環)ができます。 三つ目のキーワード、『Who is your client? 依頼人、被支援者はだれですか?』。直接的に関わる人の向こうにも、多くの人がいることに目を向けることで、自分たちが取り組む活動への理解と信用が増します。今回の講座では、自分達は何をやり遂げたいか、向き合っている社会課題を再確認し、想いを実現するために必要なものを学びました。 (参加者14名) アンケートから抜粋 ・仲良しグループの活動とは全く違うことがわかった。何をしているのか文字にして全員が共通に認識することが大切。自分の意識を外に広げることも必要と知り勉強になった。 ・NPOの話をはじめると、メリットとかデメリットとか理念とかそういう話になりがちで、「自分とどう関係するか」ということが想像できにくかった。深谷さんの経験をお話くださることで、わかりやすく現実味をもてた。 ・実践的な内容で、とてもわかりやすかった。数字で定量的、論理的に発信する大切さ。あらためて今の仕事の仕方も含めて見直すきっかけになった。 <第2回> 「活動を続けるための運営法とお金」 第1回に引き続き、講師深谷友美子氏にお話いただきました。キーワードは、「活動を続ける」「持続可能な活動」。社会事業はそれぞれのテーマで続けることに、存在意義と価値があり、そのために「ひと」「もの」「かね」が必要となると話されました。 (1)「ひと」という中に、人材、人脈、ネットワークが含まれます。自分の組織の「ひと」を振り返るようにアドバイスがありました。組織として誠実に続ける時には、別れもある等。また、営利・非営利に関わらず、異なる立場の人々との交流機会を持つことも大切です。新しく採用を考えるなら、求人サイトも活用してみるのも良いのではとアドバイスをもらいました。 (2)「もの」には、専門性・知識、スキル、情報などがあり、「できること、できないこと」を確認し、組織としてまた会の一員としてできることを深め、高めること。そして組織の運営・マネジメント力が大切です。 (3)「かね」については、講座参加者に寄付の経験があるか、また、その経験がないのは何故か理由をたずねました。「寄付の情報がない、寄付の使い道がはっきりしない」等の回答に対して、講師からは、「その言葉をそのまま、みなさんの活動に返して考えてください。」とあり、寄付の情報を伝えること、寄付の目的、用途を明確にすること、報告をすることの重要性を示しました。また、企業から寄付を受ける場合は、自分たちの目的や想いだけを伝えるのではなく、相手企業の経営理念や関心のある社会課題を知った上で成果に結びつけること。ご自身の法人の例から、若い働き手の確保を課題とする企業が、若年者就労支援という法人の取り組みに共感し、「ジョブトレ」(就労基礎訓練プログラム)に奨学金を出してくれたことも話されました。 助成金の申請にあっては、@応募要項、仕様書をよく読むこと。A課題や対象をどのようにとらえているかを具体的に(数字で表す)書くこと。B手段を明確にして期待される成果(ゴール値)を示すこと。が求められるとの助言がありました。 その他、発信力の高さが、周知・認知につながること。 最後に奉仕活動から社会事業化してこそ、社会を変える役割を担うと話され、実り多い学びとなりました。 (参加者9名) アンケートから抜粋 ・多くのヒントをもらえました。 ・お金集めの様々な手法のバリエーションがわかった。現場でその事業を行う人としくみをマネージメントする人の区別が課題だと感じた。 ・具体的なお金の調達方法がわかって参考になった。運営全般で参考になる話がたくさ聞けてた。 ・経営(維持)をしっかりさせ、外にも伝えていくことの大切さ、人脈も必要だと思いました。 求人サイトの紹介http://www.etic.or.jp/drive/ ttps://www.wantedly.com/campaign/social_sector_program 各種セミナ-を行っている日本NPOセンターを紹介 http://www.npo-sc.org/content/ 寄付手段として、ネットからの寄付(クラウドファンデング)の紹介 http://justgiving.jp/ (ジャストギビング) http://gooddo.jp/ (グッドゥ) また不用品を寄付に換えるサイトも紹介 http://www.kifubon.jp/ (キフボン) http://www.tabekifu.com/ (タベキフ)
社会生活における話し方について、話し手・聴き手の心構え、リーダーシップ力・メンバーシップ力についてなどの講義と、話す・聴く体験、グループディスカッションの実習などを間に入れながら進められました。 実践では、前半に「他己紹介」をしました。2人一組で6分間インタビューをしあい、その後、順にペアで前に出て1分半ずつ相手を紹介しあいました。相手が時間を余らせてしまった時には、「私が相手の活動に興味があり、聴いてばかりいて自分のことを伝えなかった。」と相手をフォローする方もいました。 後半のディスカッションは、4〜5人の3グループに分かれ、「円滑なコミュニケーションを築き、サークル活動を楽しむためには」をテーマに25分間話し合い、それをグループの発表者が3分にまとめて発表しました。 最後に、講師は自分のサークルでの体験例を交えながら、わかりやすくグループディスカッションのまとめと、話す力の三要素を説明されました。「傾聴ボランティアの方もいらして、みなさん相手を見ながら良く聴けていて、良い機会になりましたね。」と締めくくられました。 講座終了後、参加者数名が、お互いの活動などの情報や連絡先の交換をしている姿もみられました。 参加者の声(アンケートから) ・コミュニケーション能力向上というと、上手く話せるように学ぶと思いがちでした。相手の話をしっ かり聴く事を意識して、特に会議にのぞみたいと思います。ありがとうございました。 ・他サークルの方と良いコミュニケーションがとれて、とても良かったです。皆さんの活動にもいい刺 激もいただきありがとうございました。 ・とてもわかり易く、今後の自分の活動に役立ちそうです。また参加したいです。スピーチは内容よ り、態度や表情、声、話し方が大切と聞いて、明るくはきはきと話していこうと思いました。 ・いろんな活動をされている方と知り合えて、とても良かったです。そして、話し方、まとめ方など、と ても参考になりました。 参加者14名
今回、展示会場では、12団体が各々の活動をアピールしていました。丁寧に作られた展示の説明文を読み、活動に興味を持たれ、団体のパンフレットを持ち帰る方や、団体の説明を熱心に聞く方の姿が見られました。さらに、展示の前で工房さながらのデモンストレーションを行っていた団体があり、活動の裏側を垣間見ることができました。 発表は6団体が参加し、日舞あり笑いヨガあり、マジック、草笛、現代の家と古民家再生の講演があれば、「家族」について考える講演会もあり、バラエティに富んだ内容で、どの回も盛況でした。 また、今回初めての試みで、『登録団体紹介コーナー』を設け、登録団体の方に「大掛かりな展示ができなくても参加できますよ!」と、“登録団体紹介カード”の提出をお願いしました。提出されたセンター登録数の約半分の45団体のカードの中には、A4サイズのものやそれ以上のものもあり、予定していたスペースを大幅に広げて展示をしました。これは、どの団体も何らかの形で活動をPRしたいという表れだと感じました。 センターでは、それぞれの団体の活動にお邪魔することはなかなか出来ません。しかし、今回のように、イベントを通して知ることができたそれぞれの団体の活動を、一人でも多くの方に伝え、その活動が少しでも広がり、活発になるようにお手伝いすることができたらと思っています。 今回、イベントに参加できなかった団体の方、またイベントを見に来ることができなかった方、何か始めるきっかけはいつでも手の届くところにあると思います。ちょっと手を伸ばしてみませんか。 展示来場者数 190名 発表来場者数 164名
「発達障害の多くは、先天的な脳機能・認知機能の障害を指し、そのために、コミュニケーションや社会性、その行動に問題が生じます。障害特性の原因やメカニズムについて現段階では解明されていませんが、特性は@自閉症、Aアスペルガー症候群、B注意欠陥多動性障害(ADHD)、C学習障害(LD)に大きく分けられます。」と、話されました。成長とともにその課題の現れ方も異なる事から、講座では具体例を基に説明していただきました。当事者やその家族が相談できる資源(機関)の紹介もあり、ひとりで悩まず、第三者のサポートやアドバイスを受ける大切さも伝えていただきました。 参加者の声<アンケートから> ・具体例を持って説明してくれたのが良かった。 ・支援してくれる場所が分かり、安心した。 ・当事者の特徴や心境がわかった。 ・就労の話しをもっと聞きたい。 など、多くの感想が寄せられました。 参加者 30名
チラシ作りにやっておくとよいページの設定から、タイトルに便利なワードアートの使い方、テキストボックス、表の活用方法など、知っているけど使っていなかった機能などをテキストを基に試してみました。いろいろな組み合わせで見栄えが違ってくることなど、平面的なチラシがちょっとの工夫で動きのあるものになる様子が、少しわかってもらえたのではないかと思います。 参加者の声(アンケートから) ・自分のパソコンと表示が違ったりで、ついていくのが大変でした。でも、親切に教えていただけ たので良かったです ・自己流で時間が掛っていたところが、簡単にできる方法がわかりました。今後、活用したいと思 います。 ・解らない操作がわかりました。 参加者6名